BESPOKE TAILOR マツムラ

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Style Style 着心地を高める職人ワザ「いせ込み」「くせ取り」 「いせ込み」は長さが違う生地を短い方へ合わせてギャザー状に縫い、アイロンを駆使してシワ無く、膨らみを持たせるワザ。 これを肩部分に使うと、細いアームホールでも腕をスムーズに動かすことができる。 「くせ取り」はアイロンで生地を伸ばしたり、熱で縮めたりして立体的に整えるワザ。 衿から肩の部分の生地に使うと、肩から首までのラインが綺麗に仕上がります。 シングル２ボタン 上衿と下衿（ラペル）のつなぎ目のらいをゴージという。高めのゴージがトレンド。 シングル３ボタン 第一ボタンが下衿（ラペル）に含まれてロールしたものを段返りという。ラペルに毛芯を使うなど、こだわって仕立ててないとこの仕様は実現できない。 シングル４ボタン 「段返り」を見れば仕立ての良さも一目瞭然。 ダブル２ボタン 胸囲寸法から胴周りを引いた数値（インチ）をドロップという。 ダブル２ボタン ドロップは最低サイズの６から数値がひとつ上るごとに絞りがきつくなる。主流は７か８。 ダブル３ボタン サイドベント ベンツの切れ目から足の付け根が見えますので、足を長く見せる効果があります。 センターベント 乗馬の際にジャケットの型くずれを防ぐために入れられた切込みが起源。 ノーベント フォーマルなイメージ。 フックベント アイビー・リーグ・モデルのことで、アメリカの有名８大学のフットボール・リーグの卒業生たちが、好んでよく着ていた背広型。 レギュラー 本切羽 フタツキ ハッキング チェンジ チェンジハッキング 背抜 背面の通気性を確保するために裏地を切るのが「背抜き」。 総裏 背抜角台場付 モノを入れたときの強度を保つために、内ポケット周辺まで贅沢に表地を使用しているのが「お台場仕上げ」。 総裏角台場付 半裏 ワンタック ツータック ノータック タックの無いノープリーツの細身パンツは都会的な印象。 ナナメ ストレート 両玉 両玉クモフタ付 片玉クモフタ付 ベスト５ボタン ベスト６ボタン ベスト６ボタン バルカポケット 胸板の厚みに沿って緩やかなラインを描くバルカポケットはスタイルに立体感をもたらせる高級ディール。 お台場仕上げ チェンジポケット チェンジポケットのチェンジは「小銭」の意で、同じくチケットポケットとも言う。 ハッキングチェンジポケット ハッキングは「斜め、傾斜」という意味で、斜めにつけられたポケットの総称。 本開き 縫い目が開いているように見せる飾りだけの開きが袖口の代表的なデザインですが、実際にあけ閉めできるようにも作れます。オーダーならではのこだわりとオシヤレ。 これらの職人ワザでスーツの着心地がきまると同時に、手がけた職人の腕までわかってしまうのです。